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2012年12月04日の記事は以下のとおりです。

クリスマスものがたり

  • 2012/12/04 10:15

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クリスマスものがたり

 神さまはわたしたちに、自分のひとり子イエス・キリストを、この世に送ってくださいました。そしてイエスは、十字架にかかって死ぬという運命を背負って、この世界にこられたのです。 
 世界で最初のクリスマスは、ひっそりと、けれども、厳かに、豊かに、心気高く、家畜小屋の中で行われたのです。

 大工 ヨセフと結婚することになっていた、乙女マリアに、天使が知らせます。
「恵まれた方、おめでとう。あなたはもうすぐ、男の子のおかあさんになるのです。その子はイエスと呼ばれ、この世の王としてあがめられます。この国は、決して滅びません。」
 マリアは、天使の言葉を一心に聴き、最後に「お言葉通りになりますように。」といいました。ヨセフにもある夜夢に天使が現れ、もうすぐ妻となるマリアに男の子が生まれること、その子は神の子でイエス葉を信じ、マリアと結婚しました。

 その頃、皇帝から人口調査のため、皆故郷に帰るよう通達がありました。ヨセフは、おなかに赤ちゃんのいるマリアをつれて、故郷のベツレヘムへ旅立ちました。マリアをロバに乗せた旅は、困難を極めましたが、なんとか故郷に着きました。しかし、もうすぐ夜になると云うのに、宿泊するところが見つかりません。
 訪ね歩いて最後に見つかったのは、なんと、粗末な馬小屋でした。

 イエス様は、立派なお城でなく、粗末な、きたない、臭いにおいのする、馬やロバや鶏のいる、家畜小屋でお生まれになりました。それ以上底のない、人間世界のどん底にお生まれになったのです。
 その出来事こそが、イエスが、私たち人間の「悲しみ」「苦しみ」を、つぶさに分かってくださる『まことの救い主』であるためのしるしでした。

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 三人の博士たちは、遠い東の国から、大きなきらきらと輝く星に導かれ、はるばる救い主イエスのもとにとやってきました。そして黄金や高価な没薬、乳香を奉じて、礼拝を奉げました。
 当時羊飼いは、身分が最も低く、生活も困窮していました。けれども、彼らは、命をかけて羊を守り、子羊1匹をも、大切にいつくしんで育てていました。その日、いつものように、焚き火を囲み羊たちの世話をしていると、突然空が輝き、たくさんの天使が現れました。
 「恐れることはありません。良いお知らせを伝えにきました。救い主がお生まれになりました。ベツレヘムの馬小屋の飼い葉桶の中で眠っておられます。さあいってごらんなさい。」と言いました。そして「いと高きところでは、神に栄光があるように、地のうえでは、御心にかなう人々に平和があるように。」神さまを褒めたたえながら、空へと消えていきました。

 羊飼いたちもまた、星に導かれてイエス様を探し出し、羊とともに礼拝を奉げました。そして羊飼いたちは、この嬉しい知らせを、道々知らせていきました。これが、世界で一番はじめのクリスマスのお話です。

 私たちのために来られたイエス・キリストを、私たちの心に喜んでお招きしたいと思います。

2012年12月2日
アドベント(待降節)に
愛の園保育園

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